【2025年4月20日】 一隅会セミナー1期 2回目
<1日目>
今回のテーマは医院マネジメントの時系列に沿った事例紹介と解説がテーマでした。
トップバッターの明理会グループ木村先生からタイトルは
「アウトカムデータでスタッフと患者に自信と信頼を〜最強ブランディング〜」
歯科医院の活動として
・目標、手段、結果
・歯科医療モデル、カルチャーモデル
の二軸を交差的にビジュアル化して示されました。さらに
各プロセスに関与する役割として
・リーダーシップ
・マネジメント
が示されました。それを実行するために
・何時(When)
・何処で(Where)
・誰が(Who)
・どのように(How)関わるのか
木村先生によりわかり易く明示されたことで、院長、スタッフは業務に専念しやすくなったと思います。
3医院を展開しながらも提供する医療の質を担保している明理会グループのアウトカムデータから見えてくるのは
・歯科医療の結果
・歯科医療の本質
・診療室の総合力
です。エビデンスに基づく医療を提供しながら、自院データを蓄積する。結果としての自院データが
・本当の根拠
・最強のブランディング
となる。医院のリアルな成長と共に示されたプレゼンテーションで力強いメッセージが届けられました。受講生の納得した表情が印象的でした。
続いて、さおとめ会早乙女先生のタイトルは
「アウトカムデータを監視指標にメインテナンスの数と質でも結果を示す診療所づくり」
講義は3部構成で理解しやすい形でした。
第一部は
医療における総合品質管理(Total Quality Management)としてのISO9001について。
・目指す方向性に合わせて、役割・責任・目標を明確化
・それにより組織の課題が明確化
・その課題は組織構造に反映
・リーダー層は各グループの管理ミーティングで、PDCAに沿った成長をサポート
第二部はMTMの実践です。
提供する医療の質を高めるには、MTMにおける業務・プロセスの質を高める必要があります。さおとめ歯科の18年に渡る長期データでもその重要性を示されました。
要約:
・MTMは全ての工程を手を抜かず行うことが最も大事
・課題が出るたびに改善し続ける(成長し続ける)組織風土
・その定着をいかに行なっているかHowtoおよび事例紹介
トップバッターの木村先生の講義と合わせて理解が深まるように構成されていました。すぐに実践する上でのポイントが端的に示され、受講生も取り組みの意欲が高まったと思います。
初日のセミナーはここまで。
夜は懇親会でかなり熱の帯びた議論、質疑応答が行われ、講師側も受講生側も双方向に学びの多い時間を過ごしました。





