【2025年7月13日】 一隅会セミナー1期 5回目

7月13日

一隅会セミナー第1期の最終回となる第5回がスタートしました。

3月から始まった全5回のセミナーもいよいよ締めくくり。1日目は、受講医院による発表が行われました。

今回の発表では、各医院がこの5か月間で取り組んできた内容を、順を追って共有しました。

アウトカムデータを提示していただき、数値から見えてきた成果や課題が明確になりました。

データに基づいた冷静な分析があり、現状を客観的に捉えながら、次に向けた取り組みへとつなげている様子が印象的でした。

一隅会の中心にあるMTM(メディカルトリートメントモデル)の考え方を軸に、

すでに一定の取り組みを進めている医院、これから取り組みを深めていこうとしている医院、それぞれの立場からの発表がありました。

共通していたのは、「自院にとっての予防のかたち」を見つけようと真剣に向き合っていた姿勢です。

ビフォーアフターを通して見えてきたのは、ただの成功事例ではなく、試行錯誤の中で得た気づきと前進の跡でした。

「こうすればうまくいく」という単純な答えではなく、「今の自院に何が必要か」を考え、実行し、検証するプロセスこそが、セミナーの価値であることをあらためて感じさせられる内容でした。

さらに発表では、実際の症例を通して、学びがどのように患者との関わりに活きているかも紹介されました。

予防を理念で終わらせず、実際の診療現場に落とし込んでいくことの重要性をあらためて認識する時間となりました。

講師陣からは、データの読み解き方や、今後の改善の方向性について具体的なフィードバックが寄せられ、発表をさらに深める内容となりました。

1日目は、各医院が「予防医療をどう実践するか」を真剣に問い直し、共有する時間となりました。

数字の裏にある現場の工夫と苦労、その中で見えてきた課題と可能性。

このセミナーが、理念だけでなく行動を生む場であったことを実感できる、濃密な1日でした.